なーさんCafe

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うつ休職中公務員。人生もがき中。超内向型。

積みゲーとは、冒険心を失った老いへの第一歩である

積みゲーとは

ピクシブ百科事典には以下のように書かれている。

積みゲー (つみげー)とは【ピクシブ百科事典】

主な意味合い

  1. テトリスぷよぷよなど落ちものパズルゲームのこと。
  2. ゲームを購入したがプレイしない状態のこと。

ここでは2の意味について解説する。

概要

ゲームを購入したは良いがプレイせず(最悪の場合未開封のまま)家で積んだ状態となっているゲームのこと。主に大人が陥りやすい現象である。

積みゲーの状態になる理由は人それぞれであろうが主に以下の理由が考えられる。

  1. 購入したは良いがプレイする時間が無かった
  2. 時間はあっても購入したソフトが多すぎる(クリアする前に次のソフトを買う)
  3. オープニング説明書、または購入したという事実で満足してしまう
  4. 衝動買いしてしまった
  5. 寧ろ積むのが趣味です

 

記事タイトルにある積みゲーは、引用先の

2.ゲームを購入したがプレイしない状態のこと。

である。

 

私の家では、積みゲーはあまり出現しない。

なぜなら、ケチだから。

 

私はなかなかのケチである。

というか、お金を使うことに罪悪感がある。

この罪悪感の原因とかデメリットとかも研究して、

お金を上手に使えるようにならないとなあ、と

真剣に考えるくらいにはケチである。

 

コンビニ飯を買うのにコスパを計算してしまうのが癖である。

コスパを考えないでコンビニ飯を買える日は、

今日は珍しく機嫌がいいな、と思ったりする。

 

そんな私は、ゲームを買う時にもコスパを考える。

満足度、値段、遊べる時間(長く遊べるか)、

これらの項目を検討したうえで、

コスパが合格点に達したゲームしか買わない。

そりゃそこまでして買ったゲームだから、

積みゲーにはなりにくい。

 

でも稀に、積みゲーになってしまうゲームもある。

それは、勢いで買ったゲーム。

コスパを考えないで買ったゲームである。

 

買う瞬間は、おもしろそうだな、と思ったのに、

家に帰ると、

あんまやったことないタイプだな

どんな展開か想像つかないな

チュートリアル終わるまでどのくらいかかるかな

とか思うようになっている。

そう思ったら最後、

そのゲームの起動がめんどくさく感じてしまう。

なんとか始めても、途中で飽きてしまう。

 

そして、同じタイプのゲームは買わないようになる。

 

そんなことを繰り返していくうちに

積みゲーは出現しなくなる。

そして同時に、

今まで触れたことのないタイプのゲームも

私の家に出現しなくなるのである。

 

結局、自分の好きなものしか続かないんだ、人間ってのは。

と思っていた。

人間、自分の好きな、慣れ親しんだものに囲まれてるのがいいんだ。

 

でもほんとにそう?

 

いや、違うんじゃないか。

 

少なくとも、子どもは違うんじゃないか。

 

ピクシブ百科事典にも書いてある。

積みゲーとは、主に大人が陥りやすい現象である。

 

思えば、子どもの頃には、積みゲーなんてものなかった。

正確には、

自分で選んで買ったゲームが積みゲーになることはなかった。

やったことのないゲームも、最後まで続いたものだった。

むしろ、そういうゲームの方がわくわくしたものだった。

 

次どうなるんだろ。

どうやったらクリアできるだろ。

悔しいから絶対クリアしてやる。

 

今やもっぱらRPGしかやらない、アクションちょー苦手な私だが、

子どもの頃は、マリオやカービィや爆ボンやゼルダや、

できないながら必死でクリアしようとしてた時があった。

その時間が楽しかったし、

今でもその時の気持ちはよく覚えてる。

(アクションってそのレベルかいっていう突っ込みは聞こえない)

 

今となっては、アクションはできない続かない、と

アクション系は買わない。

買ったところで続かない。

 

いつからこんな風になってしまったんだろう。

 

いつから、初めて見るものにわくわくできなくなったんだろう。

 

いつから、できないことに立ち向かう楽しさを忘れたんだろう。

 

初めて見るものを探しに行く、

その過程の困難にも立ち向かっていく、

冒険しているようなわくわくを、

いつから避けてしまうようになったんだろう。

 

このまま、

冒険することを忘れて生きていくんだろうか。

そうやって、

凝り固まった独りよがりの世界で、

この世界から零れ落ちていくんだろうか。

 

零れ落ちても、

誰かに掬ってもらうどころか、

誰にも見向きもされずに、

水たまりにもシミにもなれず、

蒸発していくしか

ないんだろうか。